2012-10-09から1日間の記事一覧

文体について(その1)――片岡義男『日本語と英語』を読む

「世のなかは絶えまのない動きのなかにあり、変化は最終的には常に進歩の方向にあるのです」 こういう文章をわたしたちはよく見かける。評論や論文などの書物のなかであったり、演説で耳にしたりする。そして、こういう言い方をわたしたちはすこしも怪しまな…