『1Q84 BOOK3』発売日の4月16日朝、会社の隣りのビルにある小さな書店で一冊購入してから出社した。店内にまだ客はいなかった。「たくさん入荷しましたか」と問うと、レジの店長は「実績に応じて割当てられるので、うちじゃそれほど入りません」…
橋本治という人は、文芸評論家などにとっては扱いに困るやっかいな小説家なのだろう。たとえば小林秀雄や三島由紀夫なら、著作は膨大であるにしても評論家や小説家としての軌跡を辿ることはそれほど困難な作業ではない。だが、大学在学中にイラストレーター…
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