2008-12-07から1日間の記事一覧

歴史のアイロニー――岡倉天心覚書(その2)

「なにがしという人間についての覚え書は、当のなにがしが取るに足らぬ人間であっても一般的な意義を持つ。ただしこの場合は、覚え書をつくる方の人間が取るに足る材でなければならない。正反対にではないが、なにがしという人間がしかるべき人物である場合…