2006-10-29から1日間の記事一覧

時のきざはし、あるいは棒の如きもの

1 川崎長太郎の条でふれた平出隆の「遊歩のグラフィスム」、今回は「日記的瞬間」と題して森鴎外の日記と河原温の美術作品とを接続し、それを詩の問題に引きつけて考察して読みごたえがある(「図書」十月号)。 日記は私的な断章であるがゆえに統一的な脈…