2013-05-03から1日間の記事一覧

胸の砥石に研ぐ――小柳素子歌集『水あかり』を読む

最近読んで感銘を受けた歌集について書いてみたい。小柳素子の第五歌集『水あかり』。 「槻の木」の師、来嶋靖生の跋文に曰く「この人は背筋正しい文語脈の歌を詠もうと心がけているかに見える。いまこの世代でこれだけ文語の語法を自らのものとし、使いこな…