2008-06-09から1日間の記事一覧

詩歌の青春――神変忌に

塚本邦雄の本をあれこれと繙いていたらこんな一節が目にとまり、思わず苦笑させられた。ある講演で日本語の乱れを慨嘆したくだりでのこと。 「夏目漱石の現代語訳が出ているという時代です。百年先の二十二世紀になったら、現代語訳の夏目漱石も、漢字まじり…