あれはベルクソン『笑い』の改版が出た年だったから一九七六年の暮れということになる。 前年の秋、大学を出て就職した会社を半年で辞めてぶらぶらしていた私は、お誂え向きに編集者を募集していたNという書評新聞に職を得て、翌年、つまり一九七六年の一月…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。